駐車場奥にナイフ、凶器を隠匿か 神戸女性刺殺、4キロ尾行疑い

神戸市中央区のマンションで住人の会社員片山恵さん(24)が刺されて死亡した事件で、現場近くで見つかった血が付いたナイフはマンション北側のコインパーキングの奥にあったことが25日、捜査関係者への取材で分かった。逮捕された谷本将志容疑者(35)が逃走中に凶器を隠そうとした疑いがある。 兵庫県警の調べに対し容疑者は片山さんについて「全く知らない人です」と供述。具体的な接点も浮かび上がっていないという。県警は容疑者が片山さんの勤務先付近から自宅までの約4キロを、50分間近く尾行し襲ったとみて捜査する。 捜査関係者によると、駐車場は現場の北側にあり、ナイフは道路から20メートルほど離れた壁際の近くにあった。付着した血液を鑑定した結果、DNA型が片山さんと一致。容疑者とみられる男は現場から北方向に立ち去った。 県警は複数の防犯カメラ映像をつなぐ「リレー方式」の捜査を展開。20日午後6時半ごろに会社を出て午後7時20分ごろにマンションに着いた片山さんの後を追い、オートロックのドアを通過する男が写っていた。

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