高齢者介護施設の居室から不正に持ち出されたキャッシュカードで約1000万円が盗まれる連続窃盗事件について、妙高警察署は26日までに捜査を終結したと発表しました。 連続窃盗事件の容疑者として逮捕されていたのは上越市板倉区の無職の女(42)です。女は元介護職員でした。 警察によりますと女は、ことし3月中旬から4月上旬までの間に、犯行当時勤務していた高齢者向け介護施設で、入所者の女性が食事で居室を空けた際に侵入してキャッシュカードを持ち出し、妙高市や上越市のコンビニエンスストアのATMから現金を払い出す窃盗事件を繰り返していました。 被害にあった女性の親族から警察へ被害の届けがあり、捜査していたところ、女の容疑が浮上。ことし5月と6月に現金やキャッシュカードを盗んだなどとして逮捕されていました。 警察のその後の捜査で、女は女性の居室から持ち出したキャッシュカードを使い53回にわたり、合わせて980万円を盗んでいて、5月と6月の逮捕容疑を含めますと合計55回、1020万円を盗んだ疑いです。女は盗んだ金をSNS上での課金に使っていたとみられています。 警察の調べに対し女は、おおむね容疑を認めているということです。