東南アジアで児童ポルノ製造か 国外犯規定を適用、男2人を逮捕

ラオスやミャンマーで少女のみだらな姿を撮影したなどとして、愛知県警は27日、無職宇治和彦容疑者(65)=名古屋市中川区丸米町1丁目=を児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑などで、歯科医師の白井喜宏容疑者(60)=大阪市北区曽根崎1丁目=を同法違反容疑でそれぞれ逮捕し、発表した。宇治容疑者は黙秘し、白井容疑者は「相手が18歳未満だとは知らなかった」などと容疑を否認しているという。 県警によると、宇治容疑者は3月ごろラオスのホテルで、白井容疑者は昨年10月ごろミャンマーで、それぞれ相手が18歳未満と知りながら、少女のみだらな姿を撮影するなどして児童ポルノを製造した疑いがある。日本人による海外での児童ポルノ製造などを罰する国外犯の規定を適用した。 県警は撮影した映像や小型カメラなどを押収。2人は、逮捕前の任意聴取に現地で知り合った女性と性行為をし金銭を払ったという趣旨の供述をし、宇治容疑者は「互いに恋愛感情を持った」、白井容疑者は「相手の見た目は30代で、許可を得て撮った」などと説明したという。 県警は映像を医師に分析してもらい、18歳未満と判断した。2人は国外での児童買春について情報交換をしていたといい、経緯を調べている。 外務省によると、日本人によるラオスでの児童買春をほのめかすSNSの投稿が確認されており、6月、処罰対象になると注意喚起している。

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