ホテルや車内に男性を監禁したり、目隠しをして歩かせて斜面から転落させたりした末、20代の男性に全治3か月のけがをさせた疑いで、暴力団員の男など3人が逮捕されました。 逮捕監禁と傷害の容疑で警察に逮捕されたのは、指定暴力団・旭琉會2代目沖島一家構成員で与那原町板良敷の無職、親川寅大容疑者(27)、西原町翁長の自称アルバイト、嘉数優虎容疑者、住所不定無職の19歳の男の3人です。 警察によりますと親川容疑者ら3人は今年7月27日、沖縄市与儀の宿泊施設に、20代男性を呼び出し、何らかの理由で脅迫し、両足を縛って監禁したということです。 監禁して3日後の30日未明、3人は被害者の足を縛って拘束したまま軽乗用車に乗せ、名護の宿泊施設に向けて移動。 3人は走行中に被害男性を拳で殴ったほか、宜野座村付近で目隠しをした男性を降ろし、斜面を歩かせて転落させ、右足のかかとを骨折(全治3か月)させたということです。 その後、朝7時45分ごろ3人は、名護市の宿泊施設の駐車場に被害男性を置き去りにして逃走しました。 当時警察は、目撃者から「拉致されている人がいる」との通報を受け事件を把握したということです。 3人のうち19歳の男は通報から約1時間後に名護市内で発見され、警察はその後8月31日までに親川容疑者と嘉数容疑者を逮捕したということです。 警察は3人と被害男性の関係や犯行の動機を調べていますが、捜査に支障があるとして3人の認否や事件の背景を明らかにしていません。