旧統一教会トップ 出頭前に手術で入院=前大統領妻絡む政治資金法違反など疑い

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏への不正な請託に関与した疑いで、金氏を巡る疑惑を捜査する特別検察官チームから出頭要請を受けている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)トップの韓鶴子(ハン・ハクジャ)総裁が3日にソウル峨山病院に入院し、心臓疾患に関する手術を受けていたことが4日、分かった。 手術後の経過が良好であれば、通常は1~2日後には退院の手続きをするという。 特別検察官側は政治資金法違反などの疑いで韓氏に8日に出頭して取り調べを受けるよう要請したが、韓氏側は出頭するかどうかを明確に伝えていない。 同氏は元教団幹部(逮捕・起訴済み)と共謀し、2022年4月と7月に高級ブランドバッグなどを呪術師のチョン・ソンベ氏を通じて金氏に贈り、教団に便宜を図るよう要請した疑いを持たれている。 また同元幹部と共謀し、尹前大統領の側近の1人、最大野党「国民の力」の権性東(クォン・ソンドン)国会議員に政治資金1億ウォン(約1060万円)を渡し、教団への支援を要請した疑いも持たれている。 特別検察官側は同元幹部の不正な請託は韓氏の承認があったとみて、同元幹部の起訴状にも明記した。 一方、韓氏と教団側は同元幹部による個人的な逸脱行為であり、教団の介入はなかったと主張している。 韓氏は先月31日、「いかなる違法な政治的請託および金銭取り引きも指示したことはない」とするコメントを発表した。 特別検察官チームは7月18日、韓氏が暮らす施設やソウル市内の教団本部など関連施設約10か所の家宅捜索を実施した。

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