【大麻犯罪】芸能界でも摘発続く 逮捕者の6割が明かす「大麻の入口」とは

俳優の清水尋也容疑者が乾燥大麻を所持したとして逮捕されました。全国的に若者の間の大麻犯罪が深刻化しており、長崎県内でも過去最多となった2024年の摘発者32人のうち、半数以上が30歳未満でした。背景には「SNSで拡散される誤った情報」や「友人・知人の誘い」があり、警察は「軽い気持ちで手を出せば将来大きな過ちになる」と警鐘を鳴らしています。 ■ゲートウェイドラッグ 長崎県警組織犯罪対策課 神田 雅弘次席調査官: 「近年、大麻が特に若年層を中心に増えてきた」 別名「ゲートウェイドラッグ」とも言われる大麻。脳などに悪影響があるとして、日本では法律で禁止されていますが、全国的に若年層の使用・所持が深刻化しています。 長崎県内で摘発された大麻犯罪の推移をみると、2024年は過去10年間で最も多い32人にのぼり、いずれの年も半数以上が30歳未満の若者でした。なぜ若者が大麻に手を出してしまうのか── ■拡散する「誤った情報」 長崎県警組織犯罪対策課 神田 雅弘次席調査官: 「SNSの普及によって、大麻の危険性・有害性・依存性が低いという誤った情報が拡散している。さらにSNSでその大麻を簡単に入手できるという状況がいまの大麻が急増している1つの要因になっているのではないかと思います」 ■逮捕者の6割が語った「大麻の入口」 また、覚せい剤に比べると安く買えることや、友人や知人の勧めなど手を出すきっかけが身近にあることも挙げられます。 長崎県警組織犯罪対策課 神田 雅弘次席調査官: 「友人や知人から誘われて始めたという人が(逮捕者の)約6割を占めている。軽い気持ちで手を出せば、将来的に大きな過ちを犯すということになると思いますので、絶対に手を出さないでいただきたい」 大麻は覚せい剤などより毒性の強い薬物に手を出す入口となるおそれもあります。県警では身近な人に勧められたとしても断るだけではなく、警察に相談してほしいと呼びかけています。

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