カンボジア拠点詐欺 報酬は仮想通貨や現金か 日本人29人再逮捕

カンボジア拠点の特殊詐欺事件で、愛知県警に逮捕された日本人29人は、詐欺の報酬を暗号資産(仮想通貨)や現金で受け取っていたとみられることが愛知県警への取材で判明した。管理役らが金の流れを隠蔽(いんぺい)しようとした疑いがある。 県警によると、29人はいずれもうその電話をかける「かけ子」役で、報酬は役割に応じて詐欺の被害額から数%ずつ支払われ、警察官役の報酬が一番高額だったという。29人は受け取った報酬を借金返済や現地の風俗店利用などに充てていた。 この29人について、県警は10日、別の詐欺事件に関与したとして詐欺未遂容疑で再逮捕した。再逮捕容疑は5月27日、タイ国境に近いポイペトの拠点から、京都府の60代男性に長野県警の警察官を装いうその電話をかけ、現金をだまし取ろうとしたとしている。県警は認否を明らかにしていない。【丘絢太】

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