羽田空港の保安検査場での現金窃盗事件で、逮捕された保安検査員の男が「現金がトレーにそのまま置かれていて、いつもよりとりすぎた」という趣旨の話をしていることが分かりました。 松本龍容疑者(21)は13日、手荷物検査の際に乗客から預かったトレーの荷物から現金9万円を盗んだ疑いが持たれています。 その後の捜査関係者への取材で「現金がトレーにそのまま置かれていたため、いつもより盗りすぎてしまった」という趣旨の話をしていることが分かりました。 松本容疑者は、盗んだ現金を胸のポケットに入れていましたが、盗りすぎてしまったため「ばれるか不安でいっぱいでトイレに隠した」とも供述しているということです。 警視庁は「8月ごろから70件から80件くらいやった」と話していることなどから、他の客の現金も盗んでいたとみて調べています。