清水尋也被告、乾燥大麻購入を頼んだ知人は兄尚弥の友人だった…情状証人務めた尚弥も認める

今年9月に乾燥大麻を所持したとして麻薬取締法違反の罪で逮捕、起訴された俳優清水尋也被告(26)の初公判が8日、東京地裁で開かれた。俳優の兄尚弥(30)が情状証人を務めたが、検察側から同被告が大麻の購入を依頼した知人が、そもそも尚弥の知人だったとの指摘があり、尚弥も「友人です」と認めた。 清水被告は、9月3日に警視庁薬物銃器対策課に麻薬取締法違反(共同所持)の疑いで逮捕され、同22日に東京地検に起訴された。起訴状によると、9月3日に東京都杉並区の自宅で乾燥大麻0・392グラムを所持した疑い。 検察側は、清水被告が知人と2人でアプリで検索したXのアカウントを通じ、売人から大麻を入手したと指摘。9月1日に、同被告から資金を渡された知人が、売人から購入し、使用した残りが、同3日の逮捕時に自宅で発見された乾燥大麻だと説明した。その上で、尚弥に「知人とは具体的に誰か知っているか? 自分との関係は?」と問いかけた。尚弥は「友人です。もともと、自分が友人になって弟と3人で会っていた」と答えた。 さらに、男性検察官が「あなたと友人との関係は?」と問いかけると、尚弥は「連絡は取れていない。どうもなっていません」と答えた。「被告とあなたの間で、知人との関係を今後、どうしていくか話した?」と続けて聞くと、尚弥は「詳しくはしていないです。それ以外の話をしていたから」と答えた。 尚弥は、清水被告が逮捕される約1カ月前に同被告の自宅を訪問したが、大麻の使用は「気付いていなかった」という。逮捕時に、机の上には乾燥大麻の植物片や、巻き紙があったというが、尚弥は「見たことがなかったです」と答えた。 一方、清水被告にも被告人質問で、弁護人から尚弥には大麻の使用を知られたくなかったのか? と質問が出た。同被告は「やはり、違法であると自分も認識していた。兄が知ることだけで、精神的にも迷惑がかかると思った。心配、迷惑はかけられないと隠していた」と明かした。そして「兄に対しては、普段から見てくれてきた愛情もそうですが、ずっとこれまでダマしていたことになる。こうなって証言台に立ったのも。兄の優しさ。裏切った自分に対しても愛情を注いでくれた」と感謝した。 検察側は拘禁刑1年を求刑した一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。判決は19日に言い渡される予定。

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