インバウンド狙いで集客か 売春あっせん容疑で風俗店長ら3人逮捕

中国人客を相手に売春をあっせんしたとして、大阪府警は17日、大阪市西淀川区の風俗店店長で中国籍の関博(グアン・ボー)容疑者(32)ら男性3人を売春防止法違反の疑いで逮捕したと発表した。 府警は急増するインバウンド(訪日客)を背景に、容疑者らが日本人女性に売春をさせて多額の利益を得ていたとみて詳しい経緯を調べる。 逮捕容疑は5月上旬から7月中旬までの間、府内で無店舗型性風俗店(デリバリーヘルス)を装って20~30代の男性客3人に売春相手を紹介するなどしたとしている。関容疑者は「事実については認めない」と否認している。 府警生活安全特別捜査隊によると、関容疑者は大阪市内で「阪崎屋」というデリヘル店を経営。中国からの観光客や留学生らに対し、日本人女性を派遣して売春させていた疑いがある。容疑者の店には十数人の日本人女性が在籍していたとみられる。 ホームページや口コミで客を集めていたとみられ、ホテルや民泊に女性を派遣していたという。 24年1月に男性客と女性の間で警察が出動するトラブルがあり、容疑者らが売春をあっせんしていた疑いが浮上し、捜査を進めていた。【川地隆史】

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