NHK総局長 清水尋也容疑者「ばけばけ」降板に「遺憾」 事務所から申し出で降板

NHKの山名啓雄メディア総局長が17日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、今月4日、麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された俳優・清水尋也容疑者(26)が29日スタートの朝の連続テレビ小説「ばけばけ」から降板していたことに言及した。 山名総局長は清水容疑者について出演を予定していたが、事務所からの申し出により、降板したことを明かし、 「逮捕されたことは遺憾」とコメント。「放送への影響はないと聞いている」と話した。 また代役については、担当者は「制作の詳しい過程についてはお答えを控えさせさせていただく」とした。 清水容疑者の出演はまだ正式に発表されていなかったが、同局は清水容疑者の逮捕を受けて、スポニチ本紙を取材に「出演を予定していましたが、今回の逮捕を受けて取りやめました」とコメントした。 本紙の取材で、清水容疑者はすでに撮影に参加していたことも判明。解体したセットを組み直し、代役を立てて撮影済みのシーンを撮り直すことになる。 清水容疑者は今月4日、TBS系日曜劇場「19番目のカルテ」の最終回直前に逮捕。逮捕容疑は7月ごろ、何者かと共謀し、自宅で大麻を含有する植物片を所持した疑い。同居する20代の女も逮捕した。 その後、大麻を含む植物片0・4グラムを所持したとして、再逮捕された。清水容疑者は「大麻を持っていたことは間違いありません」と容疑を認めている。 同局と薬物をめぐっては、近年、大河ドラマで災難が続いている。19年「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」で足袋屋の主人・黒坂辛作役のピエール瀧がコカインを摂取したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、降板。20年「麒麟がくる」で帰蝶役の沢尻エリカが合成麻薬MDMAを所持したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、降板した。昨年放送の大河ドラマ「光る君へ」でも藤原隆家役だった俳優の永山絢斗が大麻取締法違反容疑の疑いで逮捕され、降板している。

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