大麻を含む植物片を所持したとして、今月3日に警視庁薬物銃器対策課に麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、22日に起訴された俳優の清水尋也被告(26)が24日、保釈金200万円を納付し、勾留先の東京湾岸署から保釈された。起訴を受け、清水被告の弁護側が22日に、東京地裁に保釈請求を行っていた。 湾岸署前に黒いスーツ姿で現れると「このたびは申し訳ございませんでした」と深々と6秒間にわたって頭を下げた。その後「今回、私の行為によって多くの方々にご心配、そしてご迷惑をおかけしてしまったこと、深くお詫び申し上げます。私の俳優としての未来に期待してくださっていた関係者の皆様、ファンの皆様を裏切る結果となってしまったこと、心から反省しております。このたびは本当に申し訳ございませんでした」と再度、15秒間にわたって頭を下げた。 地検によると、3日、東京都杉並区の自宅で大麻0・392グラムを所持したとしている。 警視庁は、7月ごろと9月3日に、それぞれ大麻を含む植物片を所持したとして2回逮捕していた。地検は7月ごろの所持容疑を不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。 関係者によると、逮捕後の取り調べで、2019年の米国留学中に大麻を始めたことや、俳優として軌道に乗ってきた24歳頃から使用量が増えて、今年に入ってからは1カ月に数回のペースで吸っていたことなどを明かしていた。