熊本市北区の自宅でネコ１３匹を衰弱死させたなどとして動物愛護法違反の疑いで女が逮捕された事件についてです。 この女にネコを預けていた人たちが２４日、起訴と厳罰を求め、２万９０００筆あまりの署名を熊本地検に提出しました。 この事件はネコの保護活動をしていた熊本市北区弓削に住む５１歳の女が、排泄物やネコの死骸が放置された不衛生な環境の自宅などでネコ１２匹を飼育するとともに、 十分に餌を与えず１３匹を衰弱死させたとして動物愛護法違反の疑いで９月１８日に逮捕されたものです。 女は、警察の調べに容疑を認めていて、「預かるネコが増えるにつれ費用や手間が増え、だんだん、面倒になっていった」と供述しています。 女の自宅などからはネコ１５０匹以上の死骸が見つかっていて、熊本市に住む女性が 今年の７月２日からオンラインなどで厳罰を求める署名活動を実施。 ２４日、国内外から集まった２万９００９筆の署名を熊本地検に提出しました。 【署名活動発起人の女性】 「厳正なる起訴で、実刑判決となることが一番の希望。被害に遭ったネコは１５０匹以上。『他のネコはどうなりますか？』と署名提出の際に話をした。考慮していただけると信じている」 【ネコを預けていた人】 「預けたネコが〈なぜ死なないといけなかったのか〉と思う。動物に対する社会の見方が変わっていけばいいなと思う」 なお、逮捕された女はその後、釈放されていて、在宅での捜査となっています。