従業員男性を10時間以上正座させ殴ってけがさせた疑い 男性はその後死亡 土木業の男(53)ら2人を再逮捕 日常的に暴行か 福岡

従業員の男性を長時間正座させた上、太ももを棒で殴るなどしてけがをさせた疑いで、福岡県田川市の土木業の男など2人が25日、再逮捕されました。 強要と傷害の疑いで再逮捕されたのは田川市の土木業、村坂郁夫容疑者(53)と直方市の建設作業員、吉田哲真容疑者(21)です。 県警捜査一課によりますと2人は別の女と共謀し、去年10月26日午後4時半ごろから翌日午前2時半ごろにかけて村坂容疑者宅で、当時47歳の土木作業員の男性に長時間正座をさせ続けた上、太ももを棒で複数回殴るなどして3週間のけがをさせた疑いが持たれています。 男性はその後、11月に死亡しました。 男性は「明日は仕事休みなので正座しろ」と命令され、居間の畳の上に少なくとも10時間は正座させられたとみられています。 男性と吉田容疑者はいずれも村坂容疑者のもとで働く従業員で、当時男性は村坂容疑者と同居していたということです。 警察は2人の認否を明らかにしていません。 警察は村坂容疑者が男性を支配しようと日常的に暴行しけがをさせていた疑いもあるとみてさらに詳しく調べるとともに、男性が死亡した経緯も捜査することにしています。 村坂容疑者と吉田容疑者は男性に暴行してろっ骨などを折った上、医師の治療を受けさせずに放置した疑いで8月に逮捕されていました。

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