八戸市のみちのく記念病院を巡る殺人隠蔽事件は25日、青森地方裁判所で当時の理事長の男の初公判が開かれました。 犯人隠避罪に問われているのは、みちのく記念病院の元院長で運営する医療法人「杏林会」の当時の理事長 石山隆被告です。 起訴内容によりますと、石山被告は2023年3月、院内で入院していた男性の顔面を歯ブラシの柄で何度も突き刺したとして、相部屋の男が逮捕・実刑判決を言い渡された殺人事件を隠そうと、弟で医師の石山哲被告と共謀し被害者の死因を「肺炎」とする虚偽の死亡診断書を遺族に渡すなどした罪に問われています。 罪状認否で石山被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。