従業員を10時間正座させた上、木の棒で殴るなどしてケガをさせた疑いで、土木会社の社長らが再逮捕されました。警察は、日常的な暴力で従業員を精神的に支配していたとみて調べています。 強要と傷害の疑いで25日に再逮捕されたのは、福岡県田川市の土木会社社長、村坂郁夫容疑者(53)と従業員の吉田哲真容疑者(21)です。 村坂容疑者らは去年10月、田川市の村坂容疑者の家で、当時47歳の男性従業員に「朝まで正座しろ」などと強要し、午後4時半ごろから翌日午前2時半ごろまで、およそ10時間にわたって正座をさせた上、木の棒で太ももを複数回殴るなどしてケガをさせた疑いです。 警察は2人の認否を明らかにしていません。 警察によりますと、被害に遭った男性従業員は事件の翌月に病死しました。遺体に外傷があり、警察が調べていました。 警察は、村坂容疑者らが日常的な暴力で男性従業員を精神的に支配し、死亡する直前にも暴力をふるった疑いもあるとみて調べています。