雪が降る中、高級車「ランボルギーニ」を高速度で運転し、パトカーなどに衝突して警察官にけがを負わせる事故を起こしたうえ、必要な措置をとらずに逃走したとして、警視庁は9日、中国籍で自営業の男(41)を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致傷)などの容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 逮捕されたのは、刘(リウ)・長然(ジャンラン)容疑者=東京都中央区晴海5丁目=。8日午前5時10分ごろ、同区の築地大橋で、ランボルギーニを高速度で運転し、橋の上で停車していたパトカーに衝突。男性巡査部長(51)と男性警部補(49)に首や腰を骨折させるけがをさせて逃走した疑いがある。警察官2人は車2台が絡む衝突事故の対応をするため、パトカーの車内にいたという。 ■ランボルギーニはノーマルタイヤ 刘容疑者のランボルギーニは初めに前方を走るタクシーに衝突し、続けて停車中のパトカーにもぶつかった。当時、雪が降っていたが、ランボルギーニはノーマルタイヤだったという。事故を避けようと後続の車もブレーキを踏んでスリップするなどし、計8台が絡む多重事故となった。 ランボルギーニの助手席には20代の女性が乗っており、女性も骨盤を骨折した。刘容疑者は「女性とは当日に知り合った」と説明しているという。この事故で刘容疑者を含めて4人が重傷、3人が軽傷を負った。 刘容疑者は調べに「私もけがをしていたので、病院に行くために立ち去った」と供述。肋骨が折れており、徒歩で逃げた後に病院に行ったと話しているという。 刘容疑者は8日午後8時ごろ、1人で月島署に出頭した。(板倉大地)