中学副校長ら5人、飲酒運転で懲戒免職・停職 北九州市が厳罰化へ

北九州市と同市教育委員会は26日、職員と教職員計11人を懲戒処分とし、発表した。うち5人は酒気帯び運転による処分で、3人が免職、2人が停職12カ月となった。市は臨時の幹部会を開き、武内和久市長が飲酒運転の厳罰化などの対策を示した。 発表によると、飲酒運転で懲戒免職となったのは、市立浅川中学校の副校長(48)▽八幡西区役所保健福祉課の担当係長(52)▽戸畑区役所保健福祉課の主任(37)の3人。今年5~8月、いずれも車を運転中に酒気帯び運転容疑で警察に逮捕や検挙された。 停職12カ月の処分を受けたのは、消防局の主査級職員(48)と行政委員会事務局の係長級職員(46)。いずれも今年8月、自転車に乗っていた際に検挙されたという。 5人の懲戒処分を受けて開かれた幹部会では、武内市長が「職員ひとりの問題ではなく、組織の責任として、市役所全体で飲酒運転撲滅、市民の信頼回復に向けて、断固たる決意で改革を進める」と訓示。飲酒運転の撲滅対策の一つとして、市の「懲戒処分の指針」を改正し、自動車の酒気帯び運転は現在の「免職か停職」から「免職」に一本化することを明らかにした。

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