法外な金利で性風俗店勤務の女性に金を貸し付けたとして、警視庁生活経済課は出資法違反(超高金利)の疑いで、韓国籍の職業不詳、韓甲哲容疑者(52)=東京都港区赤坂=ら男3人を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。 ホストクラブでの売掛金(つけ払い)を抱えるなどして風俗店で働く女性らをターゲットにヤミ金を行っていたとみられ、これまでに6人からの相談を把握。少なくとも計約800万円を貸し付け、約2200万円の利息を得たとみられる。 逮捕容疑は令和5年~今年3月ごろ、性風俗店従業員の20代女性に50万円を貸し付け、法定利息を超える約405万円の利息を受け取ったとしている。 韓容疑者らは、女性らが通うホストクラブや担当ホスト名、女性の勤務先店舗や源氏名を借用書に書かせ、新宿駅付近に止めた乗用車内で貸付金や返済金の授受を行っていた。勤務先に返済の催促の連絡をされたり、性風俗店に勤めていることを家族に明かされたりした女性もいたという。20代女性は「お金に困っている」と同僚女性に相談して韓容疑者らのグループを紹介され、50万円の借入に対して450万円以上を払っていた。