ホスト客らに違法貸し付け疑い、3人逮捕 風俗勤務女性を狙ったか

新宿・歌舞伎町でホストクラブに通って借金を背負った女性らに違法な高金利で現金を貸し付けたとして、警視庁生活経済課は29日、韓国籍で東京都港区赤坂9、韓甲哲容疑者(52)らいずれも職業不詳の男性3人を出資法違反(超高金利)の疑いで逮捕したと発表した。風俗店で働く女性をターゲットに金を貸し、返済が滞ると女性の家族に勤務歴を暴露するなどして支払いを迫ったとみられる。 逮捕容疑は、2023年11月~25年3月ごろ、50万円を貸し付けた都内の女性(24)から、法定金利の上限(1日当たり0・3%)の113万5500円を超える405万5000円を利息として受け取ったとしている。3人の認否を明らかにしていない。 警視庁によると、ホストクラブの売掛金(ツケ)が払えずに性風俗店やキャバクラ店で働く女性らに高金利で貸し付けていたとみられる。金を貸す際、女性が通うホストクラブや勤務先、店で使う名前などを答えさせ、返済ができなくなると、勤め先に電話をしたり、女性の家族に風俗店勤務のことを伝えたりして払わせようとしたという。 逮捕された3人は紹介で客を得て、車の中で借用書を作成したという。警視庁は「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」とみており、他にも5人の女性から同様の被害相談を受けている。【菅野蘭】

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