新型コロナの影響で、事業を縮小した企業への助成金約700万円をだまし取ったとして、岐阜県の社会保険労務士と、会社役員の男2人が再逮捕されました。 だまし取ったとされる助成金の総額は、約1000万円にのぼるということです。 詐欺の疑いで再逮捕されたのは、岐阜県中津川市に住む社会保険労務士の横井康宏容疑者(44)と、会社役員の岩本拓也容疑者(40)です。 警察によりますと2人は共謀し、2020年7月から12月までの間、岩本容疑者が経営していた飲食店を営業していたにもかかわらず、新型コロナの影響で休業したとうその申請をし、「雇用調整助成金」約700万円をだまし取った疑いがもたれています。 警察は2人の認否を明らかにしていません。 2人は今月9日、同様の手口で約375万円をだまし取ったとして逮捕されていて、だまし取った疑いのある助成金は、合わせて約1000万円にのぼっています。 警察は横井容疑者が他にも複数の事業者と共謀し、助成金を不正に受け取っていたとみて詳しく調べています。