所有する岐阜県飛騨市の古民家に放火し火災共済金約6千万円をだまし取った疑いが強まったとして、県警は1日にも詐欺の疑いで、元保険調査員の無職深町優将容疑者(54)ら男3人を再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で30日分かった。3人は火災約3カ月前に古民家を購入し、火災の建物損害を補償する共済契約を結んでいたという。県警は各地で同様の行為を繰り返していたとみて調べる。 他の2人は無職稲葉一夫容疑者(67)と弟の無職寛容疑者(57)。県警は9月11日までに非現住建造物等放火容疑で3人を逮捕していた。深町、寛両容疑者は青森や岡山両県で保険金を目的に放火したなどとして、起訴されている。