「ドバイのホテル」から詐欺電話…かけ子グループの男3人逮捕 指示役など捜査 北海道警・兵庫県警

北海道警察は2025年10月1日、兵庫県警察との合同捜査により、自称ドバイ在住のトレーダー・門垣直人容疑者(48)、新潟県の無職・井上洋輔容疑者(28)、神奈川県の食品配達員・岩崎大和容疑者(23)の3人を詐欺の疑いで逮捕したと発表しました。 3人は2025年1月27日、警察官になりすまして大阪府に住む80代の女性に電話をかけ、「あなたが事件に関与していないことを明らかにするため、お金をすべておろして私たちに預けてください」などと嘘を言い、3回にわたって自宅玄関先に現金合わせて2770万円を置かせ、だまし取った疑いが持たれています。 また、井上容疑者と岩崎容疑者は、2025年1月18日、同じく警察官になりすます手口で、大阪府に住む80代男性から現金をだまし取ろうとした詐欺未遂の容疑でも逮捕されています。 北海道警察と兵庫県警が、それぞれ別の事件の捜査から、ドバイを拠点とする特殊詐欺グループの存在を把握し、9月10日に合同捜査本部を立ち上げて捜査にあたっていました。 警察によりますと、このグループは中東・ドバイのホテルで生活しながら犯行に及んでいて、岩崎容疑者が末端の「かけ子」、井上容疑者がかけ子のリーダー役、門垣容疑者は監視役とみられるということです。 警察は3人の認否を明らかにしていませんが、さらに上位の指示役など共犯者がいるとみて、余罪を含め捜査を進めています。

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