(CNN) 米俳優タイリース・ギブソンさんの大型犬が近所の犬に襲いかかって殺したとされる事案をめぐり、ギブソンさんが沈黙を破ってSNSに掲載した談話で責任を認めた。 ギブソンさんは映画「ワイルド・スピード」シリーズ出演で知られる俳優。インスタグラムの公式アカウントに掲載した弁護士の談話を通じ、愛犬を失った家族に哀悼の意を表した 談話ではギブソンさんについて「事件発生時はこの町を離れていたが、自分の犬たちについては全責任を認める」と述べ、「何が起きたのかを知るとすぐ、自分の成犬2頭とその子犬3頭を安全な家に引き取ってもらうというとてつもなく困難な決断をした」と説明。「この犬たちを飼い続ける責任はあまりに重く、こうしたことが再び起きたらと思うと耐えられなかった」としている。 CNN提携局WSBーTVによると、ギブソンさんの犬たちは、ジョージア州アトランタの高級住宅街バックヘッドで、近所の住民が飼っていた5歳のスパニエル犬「ヘンリー」を襲って殺したとされ、ギブソンさんには逮捕状が出ていた。 当局によると、ギブソンさんはこの界隈で大型犬を自由に散歩させていたといい、住民の防犯カメラは犬が襲われたとされる瞬間をとらえていた。 フルトン郡警察の捜査員は「住宅の持ち主として、飼い主としての義務を怠る行為」と位置付け、「結果として罪のない動物を殺してしまった」と非難する。 CNNが入手した逮捕状によると、ギブソンさんは過去5カ月の間に5回以上、大型犬のイタリアン・コルソ4頭を自宅の近隣で放し飼いにし、結果として近所の犬を死なせたとされる。 警察はギブソンさんに犬たちを手放させようとしたが、ギブソンさんは拒んだという。