10月11日から開催予定の体験型イベント「炎上展」に賛否が寄せられている。SNSでは過去、コンビニのアイスケースに寝転んだ「男性」の画像が拡散し炎上した。しかし、今回のイベントのキービジュアルでは「女性」が描かれたことで、「なぜ変えた?」「イラストを女性にしたのは悪意しかない」といった声があがった。 『ABEMA Prime』でこの展示イベントの意義を議論する中で、大炎上を経験した“おでんツンツン男”こと豊嶋悠輔さんが、自身の行動への反省と現在を語った。 豊嶋さんは2016年、コンビニのおでんを直接触って遊ぶ動画をSNSに投稿し、大炎上。実はコンビニ店員とは顔見知りで、「自身のショップPRを兼ねて面白い動画を撮ろう」と、閉店後の廃棄予定のおでんを使用して撮影したものだった。 「仲が良かった店員さんを待って、閉店後の0時5分に撮った。毎日お店に来る子を楽しませたいと思ってやったことで、炎上を狙ったわけではない。その頃はInstagramでお金が入る時代ではなかったし、興味もなかった」 炎上の影響で、住所や名前など個人情報の特定や、誹謗中傷の書き込み、経営するスケートボードなどを扱うアパレルショップへの嫌がらせ電話が相次いだ。 「留守番電話で『ツンツン、ツンツン』って毎日のようにイタ電がかかってくる。生きた心地はしなかった」 威力業務妨害容疑で逮捕されるも、不起訴処分。留置所にいた際の心境を次のように語る。 「“自分がやったことだから”と割り切っていたので、自分自身のことではヘコまなかった。それよりも、留置所からは連絡ができない中で、家族や友人に迷惑をかけていること、周りが動いてくれていることに涙が出てきた。面会に来た母親が、疲れた顔で『弁護士さんに〜』と話すのを見ると…」 豊嶋さんは現在、本業の自営業を続けながら、子どもたち向けのSNSに関する講演活動なども行っている。また、自身が大炎上を経験したからこその思いを語った。 「社会貢献って自分で言うのもダサいけど、できる限りの行動をしている。『反省してない』って絶対言われるけど、本当に反省した上でのことで、『モラルがない動画をアップしてしまって申し訳ないです』と今も100回ぐらい言いたい。そして、これで終わったともさらさら思ってなくて、一生向き合っていく課題だと思う。一度やってしまったら、ノートみたいに消しゴムで消すことはできない。その上で、自分をどう理解してもらえるか。他の人よりもだいぶ頑張らないといけないという思いで話している」 (『ABEMA Prime』より)