ベトナム人専用クラブ内で監禁・暴行か 関連捜査で12人の不法滞在ベトナム人検挙

大阪・ミナミの通称アメリカ村にあるクラブ店舗内で、トラブルになった20代の男性ベトナム人を監禁し、けがをさせたとして、クラブ従業員のベトナム人の男2人が逮捕されました。 このクラブはベトナム人らが数多く集う店として知られていて、警察が関連捜査で立ち入った際、不法滞在と判明したベトナム人客12人を検挙したということです。 監禁と傷害の疑いで逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍で住居不詳、グエン・カック・トゥ容疑者(35)とホアン・チェン・キエン容疑者(34)です。 2人は今年6月29日未明、大阪市中央区の通称アメリカ村にあるクラブ内で、何らかのトラブルになっていた20代のベトナム人男性を監禁し、暴行を加えて頭部打撲などのけがを負わせた疑いが持たれています。 男性が解放された直後に近くの交番で被害を申告して事件が発覚。防犯カメラの捜査などから2人が浮上したということです。 警察は2人の認否について明らかにしていません。警察によりますと、捜査の過程で、クラブが不法滞在しているベトナム人らのたまり場になっている可能性が浮上。 大阪府警や大阪出入国在留管理局が約80人体制でクラブに立ち入ったところ、100平方メートルほどの店舗に100人ほどのベトナム人がいて、このうち12人の客が不法滞在者であったことが分かり、検挙したということです。警察はこのクラブの営業実態なども調べています。

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