21歳主犯格の男が高校生を現場に派遣か 摘発された10〜20代の薬物密売グループ

富山県で10代から20代による違法薬物の密売グループが逮捕された事件で、21歳の主犯格の男が高校生らを薬物の取引現場に派遣するよう指示していたことがわかりました。 違法薬物事件を巡り、県警は密売人や利用客ら10代から50代の9人を摘発しています。 県警によりますと、このうち密売グループはいずれも10代から20代の6人で構成され、なかには16歳の少年や高校生が含まれていました。 グループの主犯格は富山市の無職、小沢亜瑠容疑者(21)で、捜査関係者によりますと、小沢容疑者が高校生らの密売人に購入者との待ち合わせ場所に行き、薬を手渡すよう指示していたとみられるということです。 密売グループは薬物を富山市の倉庫や黒部市の建物などに保管していたとみられ、警察は大麻やMDMA、コカインや覚せい剤などおよそ200点を押収しています。 密売グループはSNSなどで隠語を使って購入者を募り、匿名性の高いアプリ、テレグラムへと誘導。 深夜に直接薬物を渡していたということです。 県警は密売グループが匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」だとみていて、暴力団などへの金の流れの有無を調べるとともに、薬物の入手ルートなどを調べています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする