ライブ配信するスタジオを住居と偽り契約か ライブ配信会社社長を再逮捕―警視庁

ライブ配信サイトで裸を視聴者に閲覧させたとして逮捕されたライブ配信会社社長の男が、配信用のスタジオを不正に契約したとして警視庁に再逮捕されたことがわかりました。 詐欺の疑いで再逮捕されたのは、ライブ配信会社「TOPPA合同会社」社長で、海外のライブ配信サイト「ストリップチャット」の配信者所属事務所を運営する北川雄基容疑者(28)です。 捜査関係者によりますと、北川容疑者は2025年5月、神奈川県相模原市にあるマンションの一室を、事務所所属の配信者がわいせつな行為を撮影するスタジオとして利用することを隠して、不正に契約した疑いがもたれています。 北川容疑者はマンションの部屋を契約する際、「自身が住居として使用する」とマンションのオーナーにウソの説明をしていたということです。 この事務所には180人以上の配信者が所属していて、視聴者が課金をすると裸になり下半身などをみせるライブ配信を行っていたとみられています。 配信者が家庭をもっていたり、家ではわいせつな配信が困難な時にスタジオとして部屋を貸し出していて、事務所のSNSで「『同居人が居てチャットができない』『配信環境が整わない』『家で行えるが騒音等が気になる』という多くの声があり、是非活用してくださったらうれしいです」とスタジオが利用できることを売りにしていました。 また、マンションは3LDKで「ルーム1」「ルーム2」「ルーム3」と3つの部屋を用意して、カレンダーアプリで予約をとるシステムにしていて、事務所に所属する配信者の女性10人ほどがわいせつなライブ配信をするために利用していたということです。 配信の収益の10~30%が事務所の取り分となっていて、北川容疑者の会社は、約1年半で1億8000万円の収入があったとみられています。 北川容疑者が運営する事務所では、他にも北海道や東京都、埼玉県に同様のスタジオを所有していたとみられ、警視庁が調べを進めています。 北川容疑者は2025年9月3日、配信者の女と共謀して、わいせつな行為を配信し、不特定の視聴者に閲覧させた公然わいせつの疑いで、すでに逮捕されていました。

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