東大阪市で、女性を殺害したとして元交際相手の男が逮捕された事件で、女性の全身に数十か所の刺し傷があったことが分かりました。 殺人の疑いで送検された東大阪市の自営業・永久寛史容疑者(51)は1日、自宅で元交際相手の佐藤ありささん(33)を刃物で刺すなどして殺害した疑いが持たれています。 1日の午後1時半すぎ、永久容疑者は「人を刺した」と警察署に自首しています。 ■遺体に数十か所の傷 司法解剖の結果、佐藤さんの全身には数十か所の刺し傷があり、背中や腹部の傷は臓器を貫通していたということです。 また死亡推定時刻は自首した約1時間前の午後0時半ごろと推定されました。 永久容疑者は調べに対し、「私のなかで感情が一気に爆発した」と容疑を認めていて、警察は強い殺意があったとみて調べています。 ■二人の関係は 警察によりますと、永久容疑者と佐藤さんはかつて交際関係にあり、二人を知る人によると、容疑者が経営する店(バー)を佐藤さんが手伝う姿も見られていました。 ふたりはバーの上階にある住居に住んでいたということですが、事件が発生した日は、佐藤さんが容疑者宅に置いていた荷物を引き取るため訪問していました。 知人男性を現場付近に残して佐藤さんは一人で容疑者宅に向かい、居室内で被害にあったということです。 その後、佐藤さんが戻らないことから、現場で待機していた知人男性は「友人が監禁されているかもしれない」と、警察に通報していたということです。