愛媛県大洲市の団体職員の40代女性が、京都府警の警察官を名乗る男らに電話で、事件の関与をでっち上げられ、全財産の資金調査を口実に現金250万円をだまし取られました。警察は被害届を2日に受け、特殊詐欺事件として捜査しています。 被害にあったのは大洲市に住む団体職員の女性(40代)です。 警察によりますと女性は9月17日、京都府警を名乗る男から電話を受け、「特殊詐欺事件であなたのカードが8000万円以上使われている」とウソを言われ、SNSのビデオ通話で、警察手帳のようなものや「逮捕状」と書かれた書類の画像を示されました。 このあと検事を装う男から全財産の資金調査を口実にされ、指定された口座に現金250万円を振り込みだまし取られました。 女性は相手から口止めされていて、「資金調査」という言葉をネットで検索。同じような詐欺の手口が複数見つかったことから被害に気づきました。 警察は特殊詐欺事件として捜査。警察官になりすまして「全財産を調べる必要がある」などと現金をだまし取る手口が増え、被害額が高額になっているとして注意を呼びかけています。