「中学で友達見つけられず」 事件9か月前「疲れていた」 東京・町田市の女性(76)殺害容疑 逮捕の男 “生い立ち”“最近の様子”人物像は

「人を殺して人生を終わりにしようと思った」東京・町田市で女性を殺害したとして逮捕された男。両親が取材に応じ、生い立ちや、最近の様子について証言しました。男の人物像とは。 先月30日、町田市で秋江千津子さん(76)が包丁で刺され死亡した事件。警視庁は桑野浩太容疑者(40)を逮捕しました。 秋江さんの死因は腹や胸などを10か所以上刺されたことによる失血死と判明。 捜査関係者への取材で、秋江さんの右手や右腕には防御創とみられる複数の傷があることがわかりました。襲われた際に必死に抵抗していたとみられています。 強い殺意を持っていたとされる桑野容疑者。 桑野容疑者 「人を殺して人生を終わりにしようと思った。人生に絶望感が溢れていた」 動機をこう供述した桑野容疑者。両親が取材に応じました。 桑野容疑者の両親 「ほんとに申し訳ないです」 息子の逮捕は親戚から知らされたといいます。 桑野容疑者の両親 「『お前の息子がやったみたいだな』っていうから、なにやったの?それで飛び起きて。えーっていう驚き。なんであいつがこんなことを…」 「極端に乱暴するとかはない穏やかなタイプ」 これは桑野容疑者の中学時代の写真。他の生徒たちと笑顔でうつっていますが… 桑野容疑者の両親 「中学になると友達が見つけられない。とにかく(友達は)少ないのは確かです」 中学時代を知る人は… 中学時代を知る人 「ちょっと暗いのかなって思うような感じ。一人でいる子っていう印象しかないです」 中学生の時、10年後の自分の姿についてこう書き残していました。 「しっかり仕事をしている」 その後、大学に進学し、就職活動。 桑野容疑者の両親 「面接はかなりしてましたね、手帳が真っ黒になってましたので。合格通知が来たところから選んで就職しました」 しかし、3年後に退社します。 桑野容疑者の両親 「上司とうまくいかないことがあったり、そういうことがあって会社を辞めたんですね。あとはずっと派遣」 両親が最後にあったのは事件のおよそ9か月前の正月。あることに気づいたといいます。 桑野容疑者の両親 「疲れている感じ。仕事がきついってこと(話)はありました」 「上司からの指示がどうのこうの、それにうまく抗うことができないタイプだった。それがきつかったのかな」 「罪を認めたこの後、どういうふうに向き合っていく、そこが一番誠意を示せることだと思っている」 警視庁は犯行に至ったいきさつをさらに調べています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする