12月24日に公開される福山雅治主演の『映画ラストマン -FIRST LOVE-』の新キャストとして、ロウン、月島琉衣、寛一郎、谷田歩、黒田大輔、熊木陸斗、鴨志田媛夢の出演が発表された。 2023年4月期にTBS系で放送されたドラマ『ラストマンー全盲の捜査官ー』は、福山演じる全盲のFBI捜査官・皆実広見と、大泉洋演じる孤高の刑事・護道心太朗が凸凹バディを組んで難事件を解決していくバディドラマ。主人公・皆実広見(福山真春)は過去のある事故がきっかけで両目の視力を失いながらも、FBIで“事件を必ず終わらせる最後の切り札=ラストマン”と呼ばれ、数々の事件を解決してきた凄腕の特別捜査官だ。そして交換留学生としてアメリカからやってきた皆実のアテンド役を命じられたのが、犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事・護道心太朗(大泉洋)。肩書も性格も全く異なる2人だったが、徐々に力を合わせて事件を解決する“無敵のバディ”に。さらにドラマ後半では皆実と心太朗の過去の因縁が明らかになり、2人が実の兄弟だったという衝撃の事実が判明した。 新たに出演が発表されたのは、本作でラストマンチームに初参加する7名のキャスト。皆実と同じ交換研修プログラムで警視庁に派遣され、皆実をライバル視するFBI捜査官クライド・ユン役を演じるのは、韓国出身の俳優ロウン。本作で日本映像作品初出演を果たす。皆実の“初恋の人”ナギサ・イワノワ(宮沢りえ)の娘、ニナ・イワノワ役には、映画『山田くんとLv999の恋をする』などの月島が決定。ナギサを狙うテロ組織の最高幹部グレン・アラキ役を日曜劇場『グランメゾン東京』(TBS系)やNHK連続テレビ小説『ばけばけ』などの寛一郎が演じる。また、CIA情報収集担当官のトニー・タン役で日曜劇場『キャスター』(TBS系)などの谷田、北海道警・SP班の旗本文則役で映画『怪物』などの黒田が出演。さらに『仮面ライダーガッチャード』(テレビ朝日系)の熊木、Netflixオリジナルシリーズ『極悪女王』の鴨志田が参加する 日本の映像作品初出演となるロウンは「日本の作品に出演することは自分にとって新しいチャレンジでしたが、異なる言語・文化圏でお芝居ができればと思っていたので楽しみでした」とコメント。東仲恵吾プロデューサーはユン役について「ユンは皆実にも匹敵するような、気の強い役どころ。ロウンさんはお芝居の上手さはもちろん、圧倒的なチャーミングさとカッコよさで人を魅了するものを持っていて、この役をできるのは彼しかないと思い、オファーさせていただきました」とキャスティング理由を語る。またロウンは「福山さん、大泉さんをはじめとする尊敬できる先輩や、永瀬さんのような友人ができて嬉しかったです」と明かした。 二ナ役について、東仲プロデューサーは「過酷な状況の中でも、強い気持ちを持って立ち向かう人物で、とても難しい役です。そんな中、1番の決め手は月島さんの目の強さでした」とコメント。月島は「撮影をずっと楽しみにしていたものの、始まったばかりの頃は少し緊張してました。そんな私にそっと寄り添ってくださった母親役の宮沢りえさんの優しさは、ニナとしても私としても現場にスッと溶け込むことができました」と撮影を振り返った。 アラキ役について東仲プロデューサーは、「アラキは単なる敵というわけではなく、ほとんど描かれませんが、彼自身色々なバックボーンを抱えています。寛一郎さんはそういった背景も感じさせることができる方」とコメント。寛一郎は「アラキは謎の組織の最高幹部で、最初脚本を読んだときは気性が荒いタイプを想像していたのですが、監督と話して逆に物静かな方が怖く見えるんじゃないか、ということでキャラクターを作っていきました」と、役作りの過程を振り返った。 トニー役の谷田は「実際にアメリカではそういう捜査官も実在していましたし、自分たちが普段不可能だと思っている事も、案外ファンタジーでもSFでもなくリアルで可能以上の結果を残しているのかも知れません。なのでこの物語が映画やドラマの嘘では無く、在る世界なんだと思って観てくれるとより楽しめる作品になっていると思います」とコメント。 旗本役の黒田は「現場がとても過酷なときでも気持ちの良い雰囲気でしたので、完成がとても楽しみです。福山さん、大雪原で大変なときにスライディングして顔に雪をたくさんかけてしまって、すみませんでした」と語った。 五十嵐役の熊木は「現場では次のシーンのためにスタッフさんたちが雪かきをしていたのですが、率先して雪かきをされていた大泉さんに黒田大輔さんが『このお仕事は長いんですか?』と無茶振りを(笑)。そこから即興コントのようなやりとりが始まり、しばらく盛り上がっていたことが強く印象に残っています」と撮影を振り返った。 道警SP役の鴨志田は「本作も皆実と護道の掛け合いが面白いんですが、『この台詞を福山さんが言うんだ笑』とクスッと笑ったシーンがあり、お客様の反応が楽しみです」とコメントを寄せた。 【コメント】 ●ロウン(クライド・ユン役) 日本の作品に出演することは自分にとって新しいチャレンジでしたが、異なる言語・文化圏でお芝居ができればと思っていたので楽しみでした。撮影を通じて、福山さん、大泉さんをはじめとする尊敬できる先輩や、永瀬さんのような友人ができて嬉しかったですし、北海道のとても美しい環境の中で撮影ができたことも幸せでした。『映画ラストマン』は家族や友達、恋人など、愛する人たちと年末年始に楽しめる作品だと思います。ユンは、自信家で成功への情熱溢れる人物ですが、彼がこの物語の中でどのように変化していくのか、ぜひ注目して見ていただけると嬉しいです。 ●月島琉衣(ニナ・イワノワ役) 出演決定の知らせを聞いたとき、とても豪華で素敵な俳優の方々の中に自分もいることを想像してみたのですが…物凄い衝撃と同時に喜びが湧き上がったことを今でも鮮明に覚えております。撮影をずっと楽しみにしていたものの、始まったばかりの頃は少し緊張してました。そんな私にそっと寄り添ってくださった母親役の宮沢りえさんの優しさは、ニナとしても私としても現場にスッと溶け込むことができました。 クールで賢く見えつつ、どこか影のようなものを感じさせる存在のニナ。皆実さんと心太朗さんと一緒に過ごしていく中で、本当の自分や様々な愛のかたちを知っていく時間を大切にしながら演じました。「FIRST LOVE」というタイトルがとてもぴったりな北海道の美しい景色を楽しみにしていただきつつ、迫力あるこの物語をぜひ劇場で皆様にご覧いただけたら嬉しいです! ●寛一郎(グレン・アラキ役) 連続ドラマがとても人気だったこともありプレッシャーも感じましたが、ラストマンチームに加わることができて嬉しかったです。今回福山さんと二人のシーンも結構あったのですが、福山さんは誰に対してもフラットに接してくださる方で、映画から参加した僕でもナチュラルに撮影に入っていける環境を作ってくださったと感じています。 アラキは謎の組織の最高幹部で、最初脚本を読んだときは気性が荒いタイプを想像していたのですが、監督と話して逆に物静かな方が怖く見えるんじゃないか、ということでキャラクターを作っていきました。ドラマからの良さも引き継ぎながら、壮大なスケールやアクションなどが更にスケールアップしています。迫力ある映像になっていると思うので、是非映画館に見に来ていただきたいです。 ●谷田歩(トニー・タン役) 北海道で約2週間程、雪を追いかけて長野や群馬で撮影、ほぼ全てのロケに行かせて頂きました。目の見えない捜査官をアテンドするのが自分の役目なのですが、初めましての福山さんは俺が高校生の頃からの憧れの人で、何処を切り取ってもスーパースターの輝きを放っていて、初めはぎこちなくしかコミュニケーションが取れませんでしたが、とても気さくに関わってくれて、函館でのお食事会は一生のお土産にします! 福山さんも仰っていたのですが、ある意味この映画がハンディキャップのある人の星でありたいと。実際にアメリカではそういう捜査官も実在していましたし、自分たちが普段不可能だと思っている事も、案外ファンタジーでもSFでもなくリアルで可能以上の結果を残しているのかも知れません。なのでこの物語が映画やドラマの嘘では無く、在る世界なんだと思って観てくれるとより楽しめる作品になっていると思います。 ●黒田大輔(旗本文則役) 現場がとても過酷なときでも気持ちの良い雰囲気でしたので、完成がとても楽しみです。福山さん、大雪原で大変なときにスライディングして顔に雪をたくさんかけてしまって、すみませんでした。