ライブ中に痴漢被害「推しに迷惑かけたくなくて何も言えなかった」 元警察官が語る“泣き寝入り”を防ぐ方法とは

都内で働くAさんの趣味は、大好きなアーティストのライブを思いっきり楽しむことです。そして本日は半年間楽しみに待っていたライブ当日。ライブはいつも通りとても楽しく、Aさんは中盤あたりまで夢心地で楽しんでいました。しかし、ふとお尻に誰かの手が触れるような感覚を覚え、Aさんは現実に引き戻されます。 後ろを見ると、大柄な男性がAさんの背後にピッタリと位置取っています。周囲は混みあっているものの満員電車ほどではない状況のため、Aさんはこの男性が自分に近すぎることに違和感を抱くのでした。 その後もライブ中、Aさんは幾度となく身体に触れられ、せっかくのライブなのにまったく集中できません。スタッフに痴漢を突き出そうかとも思いましたが、ライブの真っ最中に被害を訴えたら、演奏が中断してしまったり、最悪ライブが中止になってしまったりと、アーティストや他のお客さんに迷惑をかけてしまうかもと考え、動くこともできずにいました。 場所を移動することで痴漢の被害から逃れることはできましたが、Aさんの胸には悔しさが湧き上がるばかりです。このようなライブ終了後に、現行犯でなくても痴漢を逮捕することは可能なのでしょうか。千葉県で警察官として20年以上勤め、現在はサービス業を起業して活動している笹岡健司(仮名)さんに話しを聞きました。

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