日本サッカー協会の影山雅永技術委員長(58)が、フランスで児童ポルノ画像の輸入・所持の容疑で2日に逮捕されて有罪判決を受けたとフランス紙「パリジャン」などが報道。日本サッカー協会が7日、影山委員長との契約解除を発表し、激震が走っている。 同紙は「日本のサッカー幹部、機内で児童ポルノ閲覧でボビニーで有罪判決」と報道。「影山雅永容疑者は月曜日、ボビニー刑事裁判所から懲役18か月の執行猶予付きの判決を受けた。容疑者はパリ行きの機内で児童ポルノを閲覧し、逮捕された。客室乗務員が警報を鳴らした」と事件の経緯を伝えた。 影山氏はチリで開催中のU-20W杯に出場するため日本から向かう途中、2日にフランスの経由地で逮捕された。同紙は「客室乗務員が彼のタブレット端末で『10歳くらいの少女』の画像を閲覧していたことに驚いたという」と通報され、拘束された模様だ。 日本サッカー協会は契約解除を受けてこの日、緊急会見を開き、湯川和之専務理事が出席。「理事会で影山技術委員長との契約を解除し、委員長職を解任することを決議した。パリ行きの機内で児童ポルノ閲覧でパリ到着時に逮捕され、有罪判決受けたことによるもの」と説明した。 影山氏は日本サッカー界の育成を統括する立場にもあるだけに、日本でプレーする少年少女への影響も懸念される。湯川専務理事はそうした点について「サッカー界も社会の一員。こういったことが起きてはいけない。コンプライアンスを全体で取り組んでいかないといけない」と見解を示した。 日本代表や日本サッカー界全体をけん引する幹部の電撃逮捕は、波紋を広げそうだ。