佐賀県警は7日、大麻密売事件を巡って麻薬取締法違反(営利目的譲り渡し)などの容疑で、福岡県小郡市の自称会社員の男(32)や同県うきは市の無職の男(31)ら男女15人を逮捕したと発表した。このうち小郡市の男は密売人、うきは市の男は大麻の栽培役とみている。 佐賀県警組織犯罪対策課によると、昨年2月に鳥栖署が盗品等処分あっせん容疑で逮捕した男2人の証拠品を調べる中で、大麻に関する情報を入手した。佐賀、福岡両県警の合同捜査で昨年3月以降、みやき町や基山町などの18〜42歳の15人を逮捕した。このうち10人は密売人の客だった。 一連の捜査で乾燥大麻約267グラム(末端価格約133万5千円相当)、覚醒剤約1・4グラム(同約8万1千円)などを押収している。