熊本東署と熊本県警生活環境課は7日、メンズエステ店の客に対し、施術中に女性従業員の体を触ったと因縁をつけて現金を脅し取ったとして、恐喝の疑いで、いずれも住所不定、メンズエステ店経営の男(23)と同従業員の男(25)を再逮捕した。 署によると、2人は昨年11月~今年8月、岡山県から鹿児島県にかけて西日本を短期間で移転しながらマンションの一室などでメンズエステ店を営んでいた。署は押収した示談書やメモから被害総額は1億円超に上るとみて調べている。 経営者の男の再逮捕容疑は昨年12月19日午後4時ごろ、熊本市中央区新大江のマンションの店舗で客の男性公務員(44)に対し、施術中に女性従業員の体を触ったと因縁をつけ、「警察に行けば職場や家族にばれるぞ」などと言って示談金名目で現金100万円を脅し取った疑い。 従業員の男も今年8月28日午後1時ごろ、中央区船場町のマンションの店舗で、同様の因縁をつけて客の男性警備員(19)から現金26万円を脅し取った疑いがある。