キャッシュレス決済で支払ったように装うため、何らかの方法でアプリの決済音を店主に聞かせて、ウイスキーなど2万6000円相当をだまし取ったとして25歳の女が8日、詐欺の疑いで再逮捕されました。 再逮捕されたのは長崎県時津町に住む無職の女(25)です。 警察によりますと女はことし5月4日長崎市内にある酒店でウイスキーなど計10点を購入する際に、キャッシュレスアプリ・PayPayで決済を行うと店主に伝え、店舗に設置している決済用のQRコードを読み取り必要事項を入力。その後何らかの方法で決済時に鳴る音を店主に聞かせ、正常に支払いを行ったように見せかけて、総額2万6420円をだまし取った疑いがもたれています。 売上金の明細を見た店員が金額が合わないことに気づき、警察に届け出。警察が女のスマートフォンを確認するなどの所要の捜査を行ったところ、女の犯行が明らかになったとして今月8日、詐欺の疑いで女を再逮捕しました。 女は先月にも同じ手口の、別の詐欺事件で逮捕されていました。 調べに対して女は黙秘しており、警察は余罪も含めて捜査しています。 警察では、同様の事案を防ぐためキャッシュレス決済アプリ・PayPayで決済を行う際、金額入力画面の確認だけでなく、決済完了画面を店員と客の双方で確認するよう呼びかけています。