米国から覚醒剤を営利目的で密輸したとして、警視庁薬物銃器対策課などは、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)と関税法違反の疑いで、いずれも住所・職業不詳、英国籍のウエン・ダン・キム容疑者(24)と、米国籍のスコット・レイモンド・ジェイソン容疑者(25)を再逮捕した。「心当たりはない」などと、いずれも容疑を否認している。 薬銃課は、2人と関係があるとみられる別の米国籍の男女2人も覚醒剤取締法違反容疑で摘発。4人が関わったとみられる事件で、覚醒剤計約146・4キロ(末端価格84億9千万円相当)を滞在先の民泊などから押収し、関連を調べる。 ウエン、スコット両容疑者の再逮捕容疑は、共謀して9月、米ロサンゼルスから羽田空港に到着する航空機で覚醒剤約17キロを持ち込んだとしている。