15歳少女レイプ殺害犯の死刑執行 米インディアナ州<br />

【AFP=時事】15歳の少女をレイプ・殺害した罪で死刑判決を受けた男が10日、インディアナ州で薬物注射による死刑を執行された。 ロイ・リー・ワード死刑囚(53)は2001年、当時15歳だったステイシー・ペインさんをその自宅でレイプ・殺害した。 ペインさんは何度も刺され、襲われた数時間後に死亡した。 ワード死刑囚は現場でナイフを握ったままの状態で逮捕され、2002年に死刑を言い渡された。 インディアナ州矯正局によると、死刑執行はミシガンシティの州立刑務所で午前0時すぎに執行された。 インディアナ州で致死性の薬物の入手困難となり15年間中断されていた死刑執行が昨年再開されて以来、3人目の死刑執行となった。 ワード死刑囚の最後の食事は、ハンバーガー、牛脂注入加工肉、フライドポテト、エビ、スティックパンだった。 米国では今年、35件の死刑が執行された。 執行件数が最も多いのはフロリダ州で13件。次いでサウスカロライナ州とテキサス州、アラバマ州がそれぞれ4件となっている。 今年執行された死刑のうち、28件は薬物注射、2件は銃殺、4件は窒素吸入(窒素ガスをフェースマスクに注入して死刑囚を窒息死させる方法)により執行された。 窒素吸入による死刑執行は、国連の専門家によって残虐かつ非人道的だと非難されている。 死刑は全米50州のうち23州で廃止、カリフォルニア、オレゴン、ペンシルベニアの3州では執行が一時停止されている。 ドナルド・トランプ大統領は死刑を支持しており、就任初日に「特に凶悪な犯罪」に対する死刑適用の拡大を求めた。【翻訳編集】 AFPBB News

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