オンラインカジノ事件で降板した先輩に代わり、生バラエティー番組「ぽかぽか」(フジテレビ系)の水曜レギュラーになったフジの勝野健アナ(25)に、番組MCの「ハライチ」澤部佑が15日の放送で謝る場面があった。 この日のゲスト、エアバンド「ゴールデンボンバー」のヒット曲「女々しくて」(2010年)の冒頭サビ部分を、今年つらかった出来事の替え歌にして歌うという企画でのこと。勝野アナは「会社員として仕方ないけど…」と前置きして、「情報か、報道か、『ぽかぽか』かいっ! つらいよ~」と歌った。 「何だこれは?」とキレ気味に聞く澤部。勝野アナは「政治とか経済とか、情報・報道番組やりたくて(フジに)入って、決して(今日のように)歌うために入ったわけじゃないので…。それがまぁ会社の事情により『ぽかぽか』をやらせていただいてるというところでまぁ、最近ちょっとつらいな~っていう…」と、替え歌の歌詞について説明した。 すると澤部は「ごめんね~! ありがとう。支えてくれてありがとう。いろいろあって…」と低姿勢に。もう1人のMC・神田愛花も「ありがとね。(番組に)来てくれてホントに」と続け、澤部は「急きょ来てくれた。ありがとう」と、勝野アナ抜擢がバタバタだったことをニオわせた。 もともと水曜レギュラーだった元男性アナ(27)は、愛称で呼ばれ決めポーズもあるなど、番組内でもキャラが立ちかわいがられていた。ところが5月から突然不在となり、6月になりフジがオンラインカジノの利用を公表。番組からの事情説明はないまま、6月から勝野アナが水曜レギュラーとして登場するようになった。 元アナは単純賭博容疑で警視庁に書類送検され、7月に東京区検が賭博罪で略式起訴。東京簡裁から罰金10万円の略式命令を受けた。同月、アナウンス室から異動となり、表舞台から消えた。「ぽかぽか」の総合演出だった元フジ社員も、オンカジによる常習賭博で逮捕、起訴され先月、執行猶予付き判決を受けた。 勝野アナは元アナの1つ後輩で2022年入社。2人とも高校・大学と慶応で、学生時代の7年間、部活は違うがともに体育会だった。