生成AI(人工知能)を使い、実在する女性芸能人を模したわいせつ画像を作り、インターネット上に掲載したとして、警視庁は、秋田市の会社員の男(31)をわいせつ電磁的記録記録媒体陳列の疑いで逮捕した。容疑を認め、「閲覧者の反響が大きく、人気が出たので、多くの収益が見込めると思った」と話しているという。 「ネット上で同じような画像をアップロードしてお金を稼いでいる人を見つけ、小遣い稼ぎで始めた」 捜査関係者によると、逮捕された容疑者は「副業」として、わいせつ画像を作っていた。ICT(情報通信技術)や生成AIを専門的に学んだ経験はなく、ネット上の記事や動画などで知識を得たという。 ■海外で進む法規制 日本国内では立件ハードルも 容疑者が使っていた生成AIソフトは無料で使うことができ、ホームページで「数秒で高品質の画像を生成できる」などとうたっている。捜査関係者によると、男はこのソフトに女性芸能人の画像を学ばせたうえで、具体的な「プロンプト」(指示)を入力し、大量の画像を生成していた。