偽造した「合格証」で特定技能の資格不正取得 容疑でベトナム人男女2人を逮捕 大阪府警

試験の合格証を偽造し、外国人労働者の在留資格「特定技能」を不正に取得したとして、大阪府警国際捜査課は23日、入管難民法違反(虚偽申請)の疑いで、群馬県に住む会社員、グエン・テイ・マイ容疑者(36)らベトナム国籍の男女2人を逮捕したと発表した。府警は2人の認否を明らかにしていない。 2人の逮捕容疑は、昨年3~10月、偽造した技能試験の合格証などをそれぞれ東京出入国在留管理局に提出。「特定技能1号」に在留資格を変更する許可を不正に得たとしている。 府警などによると、2人は技能実習生として入国。国内に1年しか滞在できない資格だったが、特定技能1号の資格を得た場合、さらに追加で最長5年間の滞在が可能になる。資格取得には日本語能力の試験と就業分野に関連する技能試験に合格する必要がある。 2人は資格取得後、食品加工会社で勤務していたといい、府警は偽造した合格証を入手した経緯などを調べている。 同課によると、6月までに「日本語基礎テスト」に関するベトナム人の替え玉受験問題を巡り、男女9人を逮捕。この事件の捜査で、今回の男女2人が合格証などを偽造した疑いが浮上したという。

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