ストーカー規制法に基づく禁止命令を受けたにもかかわらず、今月20日、元交際相手の21歳の女性に対し、電子マネーの送金機能を使って残高5000円分を送金するストーカー行為をしたとして福岡県久留米市の21歳の大学生の男が逮捕されました。 男は「もしかしたらまた連絡が取れるかもしれないと思った」などと話しているということです。 ストーカー規制法違反の疑いで逮捕されたのは久留米市に住む21歳の大学生の男です。 21歳の男はストーカー規制法に基づく禁止命令を受けたにもかかわらず、10月20日午前4時半ごろ、元交際相手の21歳の保育士の女性に対しスマートフォンを使って5000円分の電子マネーを送金。 義務のない電子マネーの受け取りを要求するストーカー行為をした疑いが持たれています。 10月23日、女性と父親が「元交際相手がSNSで連絡を取ろうとしている」と警察に相談したことがきっかけで送金のストーカー被害も発覚。 警察が電子マネーのアカウントを調べるなどの捜査を進めた結果、21歳の男が関与した疑いが強まったということです。 警察によりますと、21歳の男は8月16日、すでに交際を解消したにもかかわらず女性の自宅付近をうろついたとして、警察から8月20日に女性に対しつきまとい行為をしないようストーカー規制法に基づく禁止命令を受けていました。 取り調べに対し21歳の男は「内容に間違いはありません。警察から注意されて連絡したらいけないことはわかっていたけど、もしかしたらまた連絡が取れるかもしれないと思って5000円を送金しました」などと話し、容疑を認めているということです。