覆面ライターたちが、注目タレントの素顔に迫る『ライターズ!』(日本テレビ系)。26日(深1:30)放送回には、水曜ドラマ『ESCAPE それは誘拐のはずだった』(後10:00)でW主演を務める桜田ひよりと佐野勇斗が登場。撮影現場の裏話や互いの印象まで、ふたりのトークを紹介する。 ■「まるでサウナ状態」汗だくで始まったクランクイン 今作は桜田と佐野がW主演を務め、完全オリジナル脚本で描く“予測不能な逃亡劇”。社長令嬢の“ハチ”こと八神結以(桜田)が、逮捕歴のある青年“リンダ”こと林田大介(佐野)に誘拐されるが、なぜかふたりは手を組み、逃亡劇へとエスカレート。ふたりは何から逃げ、どこへたどり着くのか──心震わせるヒューマンサスペンスドラマとなる。 ──脚本を読んだときの感想を教えてください。 【佐野】最初は「誘拐」というキーワードだけ聞いていたので、もっと切羽詰まった物語かと思っていました。でも実際に脚本を読んでみたら、ハチとリンダの関係性がすごく丁寧に描かれていたし、それが変化していく様子がおもしろくて。演じる僕ら次第で、ドラマの印象もすごく大きく変わるなとも感じましたし、演じるのが純粋に楽しみでした。 【桜田】タイトルの“エスケイプ”に惹かれて、「どんな物語なんだろう?」とワクワクしながら台本を開きました。ハチとリンダ、ふたりの掛け合いもおもしろいし、物語が進むうちに周囲の人々の背景も少しずつ深まっていく…。とても壮大で、読みながらどんどん引き込まれましたね。 ──お互いの印象はいかがでしたか? 【桜田】佐野さんはとても「陽気な方」というのが第一印象ですね。私はちょっと人見知りするタイプなので、あまり初対面から飛ばす感じじゃないんですけど…。 【佐野】なんかそれ、こっちが飛ばしまくりの暴れ馬みたいに聞こえない!?(笑)。桜田さんは人見知りだとおっしゃっていますが、意外とよくお話をしてくれてありがたかったですね。実は最初、桜田さんは、5つも年下なので「すごく若いんだろうな」と思っていたんです。でも現場ではとても周りを俯瞰(ふかん)して見ていて、「大人だな」と思いましたね。 【桜田】ありがとうございます。佐野さんは年上ということもあって、私は頼りっぱなしで少し申し訳ないのですが、おかげさまでとても自由にやらせていただいてます。 ──撮影現場はどんな雰囲気ですか? 【桜田】とても楽しいです!撮影現場の空気感って、作品を通じて観ている方にも伝わると思います。きっと視聴者の方にはこの先の展開を一緒に楽しんでいただけるだろうなと確信しています。 【佐野】僕も毎回、現場に行くのが楽しみですね。桜田さんとのお芝居の掛け合いも、演技を重ねるほどうまく回っていくのが面白いし、たしかな手応えを感じています。 ──印象に残っているシーンは? 【佐野】クランクインの日が印象的で。車の中でのシーンだったんですが本当に暑くて。 【桜田】もう、暑いというレベルじゃなかったですね。 【佐野】そうそう、まさにサウナ状態。もちろん安全面には十分に配慮していただいて撮影は行われているのですが、それでも体中、汗だくで。 【桜田】しかもお互いの手が手錠でつながれていた状態だったという。 【佐野】僕が桜田さんの腕を掴むシーンがあったんですが、手に汗をかきすぎてうまくつかめなくて……。「ごめん!」って何度も謝りました(笑)。逆にあのシーンがあったおかげで一気に仲良くなった気がします。 ■桜田&佐野が明かす「今、もっとも逃げたい」こと ──ご自身と役柄の共通点や違いはありましたか? 【桜田】私が演じる結以は令嬢として、特に父親の前ではしっかりしている子です。でも一方で、親しい人の前では子どもっぽくなる部分があるんです。私も仕事では“しっかりしなきゃ”って思っていますが、信頼している人の前では力を抜けるので、その切り替えには共感しました。 違う点としては、結以は合気道や護身術を身に付けているところ。もし私も今後、合気道を習いに行ったら、より一層結以ちゃんに近づけるかも、と思いましたね。 【佐野】リンダのなにかと子どもっぽいところは似てるかも。M!LKのメンバーからも、“いつまでも高校生っぽい”って言われますし。 ──『ESCAPE それは誘拐のはずだった』というタイトルにちなんで。おふたりが今、「逃げたい」ものはありますか? 【桜田】人混み、ですね。お休みの日に出かけても、人が多いと躊躇してしまうので。人混みをなくせる特殊能力があったらいいなと思うこともあります(笑)。 【佐野】え、周りの人を消すの?(笑)。 【桜田】私、ひとり行動が得意なんです(笑)。 【佐野】僕はスケジュールから逃げたいです(笑)。というのも僕、空いてる時間がちょっとでもあると配信をしたり、自分で忙しくしちゃうんです。もちろんどれも好きでやってることなんですが、ときにスケジュールから逃げたくなることもあって。 【桜田】1日中、何もしない日をつくってみるのはどうですか? 【佐野】一度やってみたけど無理!もうソワソワして。ひとりでテレビとか見てても、イマイチ集中できないんですよね。 ──桜田さん演じる八神結以は20歳の誕生日パーティーの最中、誘拐されてしまいますが、桜田さんは、20歳の誕生日はどんな風に過ごしていましたか? 【桜田】お仕事を入れてもらいました。家にいるよりもお仕事していた方が楽しいだろうなと思って(笑)。今年も12月の誕生日頃には、撮影が終わって一段落しているはずなので、ゆっくりケーキを作ってみるのもいいなと思っています。 【佐野】せっかくだから、ケーキを作るのちょっと早めて撮影現場に持ってきてよ!この時期、うちの実家に栗がいっぱいなってるから、それでモンブランとかどう? 【桜田】え、なんで私が自分の誕生日に…!(笑)。 ──次は佐野さんへの質問です。今回は金髪にされたことでファンの方からの反響も大きいですが、ご自身ではいかがですか? 【佐野】これまでも金髪にしたことはあったので、そこまで大きな違和感はなかったですが、お芝居で金髪になるのはこれが初めてでした。 ──今後チャレンジしたい髪型はありますか? 【佐野】できるとしたら、5ミリや1センチとかの丸刈りの金髪にしてみたいですね。これはまだやったことないので。 【桜田】なんか頭がトゲトゲして、栗っぽくなりそう…!? 【佐野】え、そこでまた栗!? ふたりの和気あいあいとしたやり取りは、まるでドラマのハチとリンダのよう。『ライターズ!』では、ドラマ共演者との現場エピソードも公開する。 最後にふたりに見どころを聞くと「“エスケイプ”はただ逃げるだけじゃなく、時には立ち向かうことも必要だと問いかける作品です」と桜田。佐野も「ハチとリンダ、ふたりの関係性の変化にも注目して、ぜひ一緒に楽しんでもらえたらうれしいです!」とコメントした。いよいよ物語も中盤へ。ふたりの逃避行からますます目が離せない。 ※取材の模様は、26日放送の『ライターズ!』(日本テレビ系/深1:30)でもご覧いただけます。 (取材/文 アケミン・ウィッチ)