成年後見人として管理していた財産から400万円を横領したとして逮捕されていた弁護士が、別の業務で預かっていた保険金を着服したとして再逮捕されました。 業務上横領の疑いで再逮捕されたのは、広島弁護士会の弁護士、久行康夫容疑者（67）です。 警察によりますと、久行容疑者は、県内に住む70代の男性の交通事故に関する損害賠償請求事件を担当。保険会社から男性に保険金が支払われていましたが、去年7月、預かっていた現金1423万円を、出金して着服した疑いが持たれています。 警察の調べに対し、久行容疑者は、「横領行為はしたと思います」と、供述しているということです。 警察は久行容疑者が着服した現金を別業務の関係者の送金にあてていたとみて捜査しています。 また、久行容疑者は今月、成年後見人として管理していた財産から、400万円を横領したとして逮捕・起訴されています。 その後の警察の調べでは、概ね容疑を認めているということです。警察は、他にも余罪があるとみて、調べています。