名古屋市西区の主婦殺害事件で逮捕された女が、被害者の夫に執拗に言い寄っていたことが分かりました。 4日の朝、メ~テレの取材に応じた被害者の夫、高羽悟さん。 容疑者の逮捕から4日。 当初は「実感が湧かない」と話していましたが、徐々に心境にも変化が―― 「きのうくらいから、容疑者の供述が漏れてきているので、それを見ると勝手だなと思う。『自分の親類や家族に迷惑かけたくないので自首できなかった』という話があって、そりゃ違うでしょうと思った」(被害者の夫 高羽悟さん) 殺人の疑いで逮捕されたのは名古屋市港区のアルバイト、安福久美子容疑者(69)。 26年前の1999年11月13日、名古屋市西区稲生町のアパートで、主婦の高羽奈美子さん(当時32歳)の首などを刃物で複数回刺すなどして、殺害した疑いが持たれています。 警察の調べに対し、容疑を認めています。 被害者の奈美子さんとは、面識がなかったとみられています。 その一方で、奈美子さんの夫・悟さんは安福容疑者の同級生で、何度も言い寄られたと振り返ります。 「バレンタインにチョコや手紙をもらっていた。僕は安福容疑者の友だちの子が好きだったので、『交際できません』という傷つける言い方はしていない」(悟さん) 高校を卒業して別々の大学に進学した後も、悟さんの大学に安福容疑者が一方的に訪ね、周囲が異変を感じていたことが新たにわかりました。 「私が毎日練習しているコートのところに女性が立っていて、ずっと立っているから、だんだんざわつくと言ったらおかしいですけど、ほかの部員が『あの女誰だ』『何で立ってるんだ』みたいな話になって、見たら『ああ、あいつだ』と。『しょうがないな』と思って、駅前の喫茶店だったと思うんですけど、『さすがにここまでついてくるのは困る』と言ったと思う。(安福容疑者が)泣き出した」(悟さん) 当時、安福容疑者は悟さんに強い好意を寄せていたとみられ、警察が事件との関連がないか調べています。