香川県内に住む70代の女性が、検察官などをかたる特殊詐欺で、約4000万円をだまし取られていたことが分かりました。 警察によりますと2025年9月、香川県内に住む70代の女性の自宅に、検察官を名乗る男から「逮捕した犯人があなたから口座を買ったと供述している」と電話がありました。 そして、「捜査を進めるので絶対に話をしないように」と「秘密保持誓約書」に署名するよう求められ女性は署名。そのうえで、全財産の紙幣番号を確認するため、新規の預金口座を開設するよう指示され、女性は、その口座に現金を振り込むなどして、約4000万円をだまし取られたということです。振り込んだ後は、女性宛に虚偽の「現金預かり証」が発行されていました。 警察は、捜査機関を名乗る人から連絡があれば所属や名前を確認したうえで電話を切って最寄りの警察署などに相談してほしいと注意を呼びかけています。