施術せずに保険金約110万円を請求か 会社社長ら7人逮捕 従業員らに整骨院で施術を受けさせたように装う

交通事故にあった従業員らに整骨院で施術を40回以上受けさせたように装い、保険金およそ110万円をだまし取ろうとしたとして、建設会社社長の男ら7人が逮捕されました。 詐欺未遂の疑いで逮捕・送検された札幌市手稲区の保険代理店社員・布施孝敏容疑者。 布施容疑者は建設会社社長の男らと共謀し、保険会社から保険金およそ110万円をだましとろうとした疑いが持たれています。 警察によりますと、事件の発端は石狩市の建設会社で働く志賀春哉容疑者ら4人の従業員が巻き込まれた交通事故でした。 去年2月、同じ車に乗っていた志賀容疑者ら4人は札幌市南区の作業現場で別の車と衝突しました。 これを聞いた建設会社社長の吉田彪人容疑者。 知人で保険代理店に勤務する布施容疑者に、整骨院の紹介を依頼し、柔道整復師の松浦公則容疑者を紹介されます。 ■高橋純暉記者「容疑者の男の1人が経営する整骨院です。 シャッターが閉まって入れなくなっており、休診を知らせる紙が貼られています」 吉田容疑者らは共謀し、事故に遭った4人が札幌市北区にある松浦容疑者の整骨院で施術を受けたことにして保険金をだまし取ることを計画。 実際には一度も施術していないにもかかわらず、4人合わせて47回ほど施術したと装い、施術料として保険会社におよそ110万円を請求しました。 しかし、去年9月、不審に思った保険会社が整骨院に問い合わせたところ、通院の事実が確認できなかったことから警察に申告し、事件が発覚しました。 警察は7人の認否を明らかにしておらず、誰が詐欺を計画したのかなど、余罪を含め調べを進めています。

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