タイ12歳少女 祖母がタイ現地で証言「家に帰りたい 勉強したい」と電話 “人身取引”ブローカーいる可能性も【news23】

東京都内のマッサージ店でタイ国籍の12歳の少女が違法に働かされていた事件で、少女の祖母がタイで取材に応じました。少女は祖母に「家に帰りたい。タイで勉強したい」と話していたということです。 ■「本当に悲しい、ご飯も喉を通らない」 少女の祖母が心境吐露 少女の祖母 「ニュースを見てうちの子のことだとわかりました。本当に悲しいです。気を失いそうで、ご飯も喉を通りません」 タイ国籍の少女が都内のマッサージ店で違法に働かされ、経営者の細野正之容疑者(51)が逮捕された事件。少女の年齢は、12歳。タイから約4500キロ離れた日本で、性的なサービスをさせられていました。 12歳の少女をマッサージ店に置き去りにしたのは、母親でした。多額の借金を抱えていたといいます。 私たちは、少女が暮らしていた村に向かいました。タイ北部にある村で、12歳の少女は祖父母と妹の4人で暮らしていたということです。少女の祖父母と親族が取材に応じました。 少女の親族 「子ども達、おじいさん、おばあさん、みんな彼女(少女の母親)に頼っています。(母親は)夫が亡くなったので、一人で頑張らなければならないのです」 親族によると、少女の父親は約10年前に死亡。母親(29)は、首都バンコクの建設現場で働き、一人で家計を支えていました。 ■出稼ぎのために“借金” 母親が少女を日本に連れて行った背景とは やがて母親は、日本など海外に出稼ぎへ行くようになりましたが、その費用を払ったことで日本円にして約50万円の借金を抱えることになったと言います。 少女の親族 「出稼ぎに行くために色々な書類を集めなければならないし、人に依頼して高い料金を払いました。お金がないのに」 少女の祖母 「少女の母親には借金がたくさんある。10万バーツ(日本円で約50万)以上でしょう。母親は『子どもも育てなくてはいけないし、大きくなってきているから頑張って稼がなきゃ』と。土地を持っていないので買いたいんです。いま住んでいるところは借りているのよ」

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