群馬県警かたり「容疑者検挙に協力して」6000万円詐欺の疑い 20歳~54歳の男6人を逮捕 佐賀県警

群馬県警の警察官などを装ったウソの電話で、埼玉県の50代の男性から現金6000万円をだまし取ったとして、20歳から54歳の男6人が逮捕されました。佐賀県で起きた別の詐欺事件の捜査の過程で、容疑が浮上しました。 詐欺などの疑いで逮捕されたのは、いずれも神奈川県横浜市に住む北川和樹容疑者(37)、田邊宏胤容疑者(20)、橋口彪翔容疑者(21)、山本海奉容疑者(20)と、いずれも住居不詳の山下太郎容疑者(36)、平野こと武田浩二容疑者(54)の6人です。 北川容疑者、田邊容疑者、橋口容疑者、山下容疑者、武田容疑者の5人は、別の人物と共謀の上、ことし6月、埼玉県の50代の男性に、群馬県警の警察官などを装い「現金を用意してください」「そのお金を使って容疑者検挙に協力してください」などとウソの電話をかけ、埼玉県内の駐車場で男性から現金6000万円を受け取り、だまし取った疑いです。 また、山本容疑者はその6000万円を犯罪によって得たものだと知りながら、田邊容疑者から受け取り、いずれかの場所に運んだ疑いが持たれています。 北川容疑者は被害者から現金を受け取る受け子で、田邊容疑者は北川容疑者から現金を受け取る1次回収役、山本容疑者は、田邊容疑者から現金を受け取る2次回収役だったとみられています。 さらに橋口容疑者は回収役への指示役、山下容疑者は受け子に報酬を渡す管理役、武田容疑者は受け子の勧誘役とみられています。 佐賀県警が県内で起きた別のニセ電話詐欺事件を捜査する過程で今回の事件を把握し、捜査の結果、容疑者らの関与が強まったとして10日までに6人を逮捕しました。 県警は6人の認否を明らかにしていません。 被害に遭った男性は、この事件のおよそ1か月前にも、同様に群馬県警を名乗る男らから「あなたの現金が犯罪に使われている身の潔白が証明されれば現金は返す」などとウソの電話を受け、指定された口座に現金およそ2000万円を振り込み、だまし取られていました。 佐賀県警は今回の事件との関連についても調べています。

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